「シックスシグマ」といえば、GE社が取り入れて業績を上げたことで有名です。
私は、BI、データマイニングを専門分野の一つとしていますが、シックスシグマで提唱されている“MAIC”というプロセスサイクルは非常に優れたものではないかと感じています。

MAICは、Mesurement(測定)、Analysis(分析)、Improvement(改善)、Control(管理)の4つのサイクルですが、デミングサイクルで言われているPDCAに比べ、最初に測定というプロセスが来ています。
これは、計画が最初に来ているPDCAサイクルに比べ、現状を徹底的に調べ、それを分析するということで、真の問題点が明らかになり、効率的な問題解決と事業改革ができるように思います。

測定時には、当然、測定の観点を洗い出し、データを取得する必要がありますが、そのためには、ビジネスインテリジェンスで使われる設計技法やノウハウが大いに活きてきます。逆もまた然りで、シックスシグマウェイを学んで、測定結果を分析に活かすことが正しくできれば、折角、大きなコストをかけて作ったBI システムが無駄に終わることはありません。

世の中には、BSC(バランススコアカード)とシックスシグマを結びつけるような方法論も出てきていますが、BIとBSC、BIとシックスシグマの融合も経営改革の手法として実践的なものだと思います。

今後、これらの方法論をしっかりとまとめて、クライアントの役に立つシナリオやテンプレートにして行きたいと思います。

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