最近、選挙の公認を受ける際の年齢制限について話題になることがあるので、ちょっと考えてみる。

言うまでも無く、これからの日本の社会は高齢化社会に突入する。
これまで無かったような、医療の進歩や少子化によって、このような社会になるわけだが、当然、今までの社会の仕組みでは歪みが出てくる。年金問題などは、その顕著な例だ。

個人的には、高齢者=弱者とは思っていないので、元気に働くことができるお年寄りには、どんどん働いて頂きたいと思っている。
今までの、終身雇用・年功序列といった会社の仕組みの中では、定年制というのは結構、優れた仕組みであって、一定期間は会社の中で安心して働いてください、しかし、ある年齢に達したら会社との雇用契約を見直しますよという仕組みだ。定年後も会社で働いて欲しいような優秀な人材は、その後、委託でも何でも、個別に契約して働いてもらえば良い。そうでない人物は、ある時期に来たら見直しということだ。

話を戻すと、代議士というのは国民から選ばれるものであって、本来、年齢に関わらず優秀な人材は立候補すれば良いし、どんどん働いてもらいたい。もちろん、政党として公認する・しないというのは別の問題なのだが、先に書いたとおり、今後の高齢化社会を迎える日本の政党としては、そのあたりも考えた上で方針を出した方が良いと思う。世代交代とか、若い人材のセンスという話もあるだろうが、年齢には関係なく、若者に実力が無いから悪いのだ。

と、ここまで書いて思い出したが、昔、「てっぺん」という漫画の中で、18歳から30歳(だったと思う)の国民だけが議員になれる第三の議会を作るという要求がクーデターの中で出てくるというものがあったな。今更ながら、意外と面白いアイディアかもと思う。残念ながら、作者急逝により未完で終わってしまったが。

てっぺん 1 (ヤングジャンプコミックス)

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