先日の震災で、世界中から非常に多くの義援金が集まりましたが、当の被災者たちには、まだ殆ど渡っていないらしいです。
もちろん、法律的な問題、組織的な問題もありますし、被害規模がまだまだ正確につかみきれていないということも原因のひとつだと思います。

最終的には各市町村から被災者に渡されることになるらしいのですが、そこもまたボトルネックになるようです。
報道で見ただけなので、正確なところはわかりませんが、行政の担当者は

「なるべく迅速に渡したいが、金額に正確性も求められる」

というようなことを言っていました。
行政の性格として、どうしても時間よりも正確性を重視する傾向があります(お役所仕事と揶揄されるところでもありますね)が、今回の問題は、一刻を争う問題でもあります。

正確性と処理の迅速さというのは、どうしても相反することが多いですよね。
TRIZを使って考えてみるとどうなるでしょうか?

矛盾解決マトリクスで、改善パラメータを「時間の無駄」、悪化パラメータを「信頼性」とすると、それを解決する発明原理は

  • 先取り作用原理
  • 薄膜利用原理
  • 非対称原理

と出てきます。
例えば、予め必要とされると思われる金額を配ってしまい、後で調整する(もちろん、足りなくなると困るでしょうから、少なめになるとは思いますが)という方法もあるでしょう。
非常時には、できるだけ従来の発想、やり方にとらわれずに、本当に必要なことは何なのかを考えて行動して欲しいものです。