世の中には解決しなければならない問題がたくさんあります。
解決すべき課題が明確な場合は、その解決策を探っていけば良いのですが、実際には、課題・問題が明確になっていない場合も多く存在します。

これまで紹介してきた発明原理は、解決すべき課題が明確な場合に使えるリファレンスですが、課題が明確になっていない場合はどうしたら良いでしょうか?

例えば、会社の今後のビジネス展開を決定するというような問題は、課題が明確になっていない例ということができますが、そのようなときに使える手法として9画面法があります。

9画面法

 

9画面法は、図のように9つの窓から成るマトリックスを使用します。
マトリックスの縦方向は空間的な視点を表し、上の行が上位システムや周辺環境を表します。真ん中が考えようとしてるシステムや組織、一番下が会システムや構成要素を表しています。
マトリックスの横方向は、時間的な視点を表し、左から過去・現在・未来となります。

使い方としては、マトリックスの真ん中に考えるべき対象の現在の姿を書き、その過去の姿、上位システム、下位システムについて考えて行き、最終的に対象物の未来の姿を導き出します。
考える順序としては、マトリックスに書いてある数字の順番で考えて行くと考えやすいでしょう。つまり、考えている対象は何から構成されているのか?周辺環境や上位のシステムはどうなっているのかを考え、次に、対象物の過去の姿がどうだったのか?そして過去はどのようなものから構成され、その周辺環境がどうだったのか考えます。そして、構成要素がどのような方向に進んでいくのか、周辺環境がどう変わっていくのかを考え、最終的に対象物が将来、どのような方向に進んでいくのかという解を導くことになります。

考えるときには、下位システムの時間的変化は「進化パターン」、上位システムの時間的変化は生活総研の未来年表( http://seikatsusoken.jp/futuretimeline/ )などを参考にすると考えやすいでしょう。
(進化パターンについては、また後日、紹介します)

9画面法自体は非常に簡単なツールですが、時間的変化と空間的な視点を漏れなく考えるためのフレームワークとして非常に強力なツールとなっています。

–追記–
生活総研の未来年表のURLが間違っていました。すいません。