昨日、私が所属しているITコーディネータ協会から、本が1冊送られてきました。

「プロセスで解き明かすイノベーション」
という本です。
昨年から、書かれていた本です。
私も原稿の査読で、少しお手伝いしました。

プロセスで解き明かすイノベーション
最近、あちこちで「イノベーション」という言葉を聞くようになり、その必要性が叫ばれるようになってきました。
この本は、そのイノベーションを起こすためにどのような意識が必要か、そしてどのようなプロセスや組織体制が必要かについて書かれてあります。
「イノベーション」が、ガイドラインに沿って起こせるのか?という考え方もあるかもしれませんが、一方で、行き当たりばったりに活動し、偶然に頼るということだけでは、経営者としてどうかなという気もします。

ところで、きちんと結果を出している経営者というのは「学ぶ」姿勢が強いように感じています。
何かを学ぶには、いろいろな方法があって、本を読んだり、セミナーを受けたり、学校に通ったりすることもありますし、近くにいる人たちから学んだり、自分の実体験から学ぶこともあるでしょう。
ただ、ひとつ言えるのは、(特に社会人にとってはそうだと思いますが)学ぶということは、何かを「憶える」ということではないということです。表面的に多くの知識を得るということだけではなく、それを仕事の中で活かす、ひいては人生の中で活かすための「ヒント」を得るということが一番大切なことだと思います。学校のテストでは答えがあることが多いですが、仕事や実生活の中では、答えが無い問題に直面することの方が多いでしょう。
そんな時に「答え」を求めようとしても、答えが正しいかどうかというのは、結果が出るまでは誰も判断ができません。そういう意味で、学ぶべきことは、答えではなくて「考え方」だったり、先程も書いたように「ヒント」だったりすると言えるでしょう。

セミナーや研修の講師をすることもありますが、既に学ぶ必要が無いように思える人ほど、更にいろいろなことを学んでいこうとしている傾向があるように感じます。逆に、自分としては、こういう人に伝えたいという相手には、なかなか伝えるきっかけがないのが、ちょっと歯がゆく感じているところでもあります。

新約聖書には
「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」
という言葉がありますが、まさにその言葉通りなのかなぁと感じますね。

とは言っても、少しでも自分の持っている知識や方法論などが、周りの人の役に立てるように、頑張っていきたいですね。
ちなみに、明日(5/28)の夕方にも、セミナー講師を行います。
どのように提案を作っていったら良いのかというセミナーですが、数人であれば、まだ受講できると思いますので、ご興味のある方は、ご連絡ください。

プロセスで解き明かすイノベーション イノベーション経営フロセスガイドライン

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