ホリエモンこと堀江貴文氏が、
「なんで保育士の給料は低いと思う?」という朝日新聞デジタルの記事に対して、
「誰でもできる仕事だからです」
というツイートをして、物議を醸しだしてる。

堀江氏の言っていることの正否は、取り敢えず、個々人の判断に委ねるとして、ここで考えてみたいのは、
「誰でもできる仕事だからです」
という部分。

彼自身、「誰でもできる=簡単」ということでもないし、保育士をディスっているわけでもないという発言をしているが、これは、別に保育士に限ったことではないだろう。

例えば、ちょっと前に、オックスフォード大学で、AIによって無くなる職業について予測・発表されている。
予測されている職業は以下の通り

  1. 小売店販売員
  2. 会計士
  3. 一般事務員
  4. セールスマン
  5. 一般秘書
  6. カウンター接客係
  7. レジ・切符販売
  8. 荷物の箱詰め・積み下ろし作業員
  9. 金融取引記録保全員
  10. 大型トラック・ローリー車の運転手
  11. コールセンター・施設の案内係
  12. 乗用車・バンの運転手

これらは、アメリカの社会事情を想定しているものですが、同様の予測が野村総研から出ています。それについては、以下のリンクから。

日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に
https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx

これらについては、いかがでしょうか?

どれも楽な仕事とは思いませんが、技術の進歩によって、代替可能な可能性が高い仕事です。

例えば、自分のことで言えば(自分事なので、必ずしも一般的ではないです)、うちの会社は税理士を使っていないです。
使っても良いんですけど、今のところ、PCソフトで出来ちゃってるから。
ただ、処理自体は、別に楽ではないですし、むしろ大変です。税理士さん、すごいなって思います。
(そろそろ、きちんと税理士さんを使おうかと思います)

でも、もしも何10年か前で、今程、情報収集が楽ではなく、パソコンのソフトも使いやすくなければ、税理士さんに頼んだ方が楽だったという判断だったと思います。
今は、ITを上手く使えば、自社の申告くらいはできちゃうから。
(重ねて言いますが、別に楽ではないですw)

こんな感じで、世の中の状況や環境が変わってくれば、誰でも(頑張れば)できる職業っていうのは増えてくると思うんですよね。人は、基本的には楽するために色々と工夫しているんですから。

ここで考えなければならないのは、仕事がなくなる、あるいは収入が少なくなる職業があるということは、社会全体の収入が少なくなっていくのか、それともその分、他に仕事が生まれるのかということ。
個人的には、人が生きているということは、仕事があるという考えなので、別に仕事が生まれるとは思っていますが、その仕事が収入を生むのかどうかということとは、また別の問題で、職業そのものの評価が高い低いという話ではなく、その仕事をする「人間」が、社会から必要とされているかどうかということも同時に考えていかなければならないのだろうと思います。
それは、個々の職業についてではなく、まさに社会の構造自体を今後どうしていくべきかという問題で、単に「大変な仕事だから、もっと給料を払ってあげるべき」という感情論とは切り離して考えなければならないと思うんですよね。

いつも思うんですけど、そう思う人は、自分で保育園を作って、高い給料で保育士さんを雇ってあげれば良いのにと思うし、そうじゃなくて、税金でと思うのであれば、政治家として立候補すれば良いし、せめて選挙に行きましょうね。って思うのです。