昨年から、食品偽装の問題や、最近では大分の教員採用問題など、本当の力が無いにも関わらず、ずるいことをして、その場を乗り切ろうとか得をしようとする事件が多くなっているような気がします。

もう、15年以上も前ですが、学生の頃、アルバイトで家庭教師をやっていたとき、教えていた子の成績やテストをざっと見て、教え方の方針を立てていました。
単に勉強不足の子というのは、すぐにわかって、成績が満遍なく悪かったり、計算が遅くて練習不足なのが明らかなんですね。そこで、地道に基礎から教えようとするわけですが、そういう子に限って、問題を解くためのテクニックとか、そういったことばかり教えてもらおうとします。もちろん、楽に問題が解けるに越したことはないのですが、マラソンで言えば、42Kmを走りきる体力が無いのに、駆け引きばかり教えてもらおうとするような感じです。
テクニックばかり覚えても、土台がしっかりしていないから、なぜそうすると答えが出るのか理解できない。理解できないから、丸暗記することばかりが増えて、応用ができないという悪循環に陥ります。

ビジネスの世界でもそうだと思います。
個人でも組織でも、本当の力をつけていかなければ、ごまかしでできた歪みを更にごまかすために無駄な労力ばかりを使うようになってしまいます。

自分たちが本当にしなければならないことは何なのか、それをじっくりと考えてみる時間も必要なのだろうと思います。