皆さん、普段の生活や仕事の中で「こんなことは、できて当たり前」なんていうことはありませんか?

 人が「当たり前」と思う対象としては、技術的なこともありますし、心構えなどでもそういうことはあるでしょう。
 例えば、私は仕事で普段からパソコンを使っています。もちろん、Excelなども普通に使っているので、必要に応じて、いろいろな機能を使うことになるのですが、パソコンに慣れていない人から見ると、それがすごいことに思えたりするようです。私からすると、全然すごくもなんともない「当たり前」のことをしているだけなのに…。
 一方で、私から見ると料理の下ごしらえをしている料理人さんや普通の主婦がやっていることは、すごいなぁ…と思いますし、当たり前のことでは無いわけですよね。
 心構えの問題で言うと、経営者や起業家からみれば、きちんと仕事をして(仕事ができて)当たり前だと思うことも、従業員から見れば「教えてもらわなければわからない」、「言ってくれなければわからない」ということもたくさんあるでしょう。最近、よく聞く「ブラック企業」というのもその辺りに原因がある場合もあるかもしれません(もちろん、そうではなく、完全に違法行為をしている場合もあるでしょうが)。
 これは、それぞれの考え方、背景の違い、立場の違いなどから出てくる問題です。
 逆に、少し自分の立場を離れて、相手の視点に立って物事を見てみると、自分の思っていた「当たり前」ということが万人にとっての当たり前ではなく、自分だけ、あるいはすごく狭い、自分の周りだけの当たり前になっているということに気づくこともあるでしょう。
 自分にとっての「当たり前」が、他の人にとって「当たり前」ではないということに気付いた時、それは自分の強みになるかもしれませんし、新たなビジネスチャンスを生むかもしれません。
タブレット 今となっては、普通になってしまったiPadなどのタブレット端末も、発売開始された当初は、ITに強い人たちから「ノートパソコンがあれば充分」だとか「使い道が良く分からない」などと否定的な意見もたくさん聞かれました。その人たちにとっては、キーボードを打ったり、面倒な手順でパソコンを起動・終了させるというのが「当たり前」のことだったのです。
 でも、そうではない人たちからタッチパネルによる入力方法が受け入れられ、今ではまったく珍しくないものになってしまいました。
 自分たちの「当たり前」から抜け出せない人が、むしろ可能性に気付かなかったと言えます。
 当たり前が、当たり前ではないと気付くためには、先程も書いたように、他の人の視点で見ること、もう一つは、「なぜ、そうなっているんだろう?」ということについてゼロベースで考えてみることが有効です。
 ぜひ、自分たちだけの「当たり前」が、他の人にとっては「すごいこと」だということに気付き、新しいビジネスチャンスを見つけてみてください。