ネット上で個人がお金貸し借り P2P融資今秋にスタート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000000-jct-sci
ネット上で個人間の融資を仲介するソーシャルレンディングが日本でも今年の秋くらいから始まる見込みです。
P2Pといえば、Winnyのイメージが強く、一般的には危険とか怪しいイメージがあるのかもしれませんが、インターネットのロバスト性(頑健性)や特定サーバへの負荷を考えると注目すべき技術ではあります。実際に、Linuxのディストリビューション配布や、SkypeなどのIP電話にもその技術が使われています。
一方、技術面より、今回のサービスですが、既にかなり一般にも浸透しているネットオークションやmixiなどのSNSを考えてみるとわかるように、インターネットの普及により、個人と個人を結びつけるコミュニティを提供するビジネス、場の提供を行うビジネスが広がっているように感じます。
もちろん、ビジネスだけではなく、地域コミュニティの活性化や組織の活性化といったことにも使えるのですが、どちらにしても、人と人との結びつき、まさにネットワークに発達により、様々な変化が起ころうとしているように思えます。
そういう変化の中で、当然、セキュリティの問題など、クリアすべき問題はたくさんありますが、社会環境の変化の中、うまくビジネスチャンスを掴んでいきたいものですね。
ここで紹介したようなサービスが広がると、どのような周辺サービスが広がるでしょうか?
例えば、
- 貸付金を回収できない場合の、小口の保険サービス
- 与信審査サービス
などは、簡単に考え付きますね。
特に、2番目の与信に関わることは、私が専門としているデータマイニングでも、結構、実施されたりしているので、今後、益々、裾野が広がってくるのかもしれません。