最近、以前書いたブログをちょっと読みなおしてみたのですが、その中に
という記事がありました。
当時、受講した講演の中で
「経営革新の敵として『PDCAが回っている』というものがある」
という話しを聞いたということが書かれているのですが、今でも、なかなか面白い観点だったと思います。
現在、ITコーディネータのプロセスガイドラインでは、「戦略経営サイクル」は
- SPDLI経営サイクル
- PDCA管理サイクル
- PDS業務サイクル
のトリプルループから成るとされています。
下の二つ。PDCAとPDSは聞いたことがある方も多いと思います。
それぞれ
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)
のサイクルと
Plan(計画)、Do(実行)、See(確認)
のサイクルのことです。
一番上の”SPDLI”は、
Strategy(戦略)、Plan(計画)、Do(実行)、Learning(学習)、Innovation(改善)
というサイクルで、環境の変化に柔軟に対応し、戦略レベルでの抜本的改革を行うループになります。
引用元のブログにも書いてありますが、同じ枠組みの中での改善だけでは、必ずしも”最適な”経営ができるとは限りませんし、定期的に外部からのゆらぎを取り入れつつ、自社の戦略を見直して行くということが大切ではないでしょうか?