経営者の最も重要な役割とは何でしょう?
経営者には、たくさんの役割があります。
それは、経営している会社の規模や業種によって、さまざまなものがあります。場合によっては営業の役割だったり、組織のマネジメントのこともあります。もちろん、経営戦略を立てる必要もあるでしょう。
そのように多くの役割の中で、最も重要なことは
「決断する」
ということではないでしょうか。
会社の規模や業種によらず、会社が何らかの問題に直面し、進むべき方向を決めなければならない時、それを決断するのは経営者しかいません。
(ある限られた範囲内で、『現場』に判断を任せるということはあるでしょうが…)
会社に限らず、人の行動は「決める」ことから始まります。
ところが、実際は、周りの状況・環境に流されてしまうだけで、決断できない経営者が少なくありません。また、一見、考えているように見えても、これまでの常識や習慣にとらわれて反応しているだけの場合もあります。
先日、書いたように、世の中のスピードが速くなってきています。
決断が遅く、行動が遅くなってしまうということは、その間に、周りの状況の方が変わってしまうということでもあります。下りのエスカレータを駆け上がるように、一気に進むようにしないと、何かをやろうとしても、いつまでも最初にいた位置から進むことができないということになりかねません。
「こうだったら良いな」、「こうなりたい」と考えるだけではなく、「こうするぞ!」と、自ら決めるようにする必要があると思いませんか?