5/28に、ちょっとした御縁があり東北工業大学で学生さん向けに講演をさせて戴く機会がありました。
対象は2年生で、これから何年かで社会に出ていく人たちです。
講演内容については、事前にいくつか候補を出し、学生さんにアンケートを取って決めたのですが、私から提示した内容について、思った以上に偏りが無く、どの内容についても聞きたいという感じでしたので、90分という短い時間ではありましたが、できるだけわかりやすいように、また、多くの内容を伝えられるように内容を校正してみました。
主な内容は経営者としての心構えだったり、経営戦略を作るにはどうしたら良いのかという話だったのですが、個人的には、経営者にとって大切なことは(たくさんありますが)、ビジョンを伝えるということ、そして必要なスキルとしては「想像力」ではないかということをお伝えしました。
想像力については、いろいろなところでも書いていますし、また機会を見つけて、改めて書こうと思っていますが、頭でわかっていることと腑に落ちるということでも、また違ってくるのかと思います(それがまさに「想像力」の差になるのかもしれませんが)。
ところで、元々90分という短い時間だったのですが、途中で学生さんたちからの質問を集めることになっており、それに答えていくという予定にしていました。事前に聞いていた情報では、以前、このような外部講師の講演では20くらいの質問が集まりましたよということだったのですが、実際に集めてみると40くらいも質問が出てしまって、本当は全部の質問にお答えしたかったしたかったのですが、時間切れで途中で打ち切りになってしまいました。
(答えた質問も、かなり短い回答になってしまいました)
もし、メールなどでご質問頂ければなるべくお答えしたいとおもいますので、御連絡下さい。
学生さんたちが、今回の講演から、何かを感じ取ってくれればと思っています。
特に、学生のうちは、学校で(あるいは、誰かが)答えを「教えてくれる」と思っている人も多いと思います。実際は、社会の中では答えがあるということは少なく、自分で答えを掴み取るということの方が多いので、同じ環境、状況、情報の中からでも受け取るものは違ってくるというのが当然だと思っています。
学生たちだけではなく、社会人にとっても、外部から与えられる情報ではなく、どのように見えないものを見えるようにしていくかという能力は、これから先、どんどん必要になってくるのだろうなと思っています。