就職や転職を考えていたり、起業したい人に「コンサルタントになりたいです。」っていう人は意外と多い。
特に、起業を考えている人の中には、コンサルタントで独立って考えている人は、結構いるように見える。
あと、最近では、コーチングとか、カウンセラーとか。
コンサルタントって、別に免許が必要なわけじゃないから、「コンサルタントです!」って名乗っちゃえば、コンサルタントだし、大きな設備投資が必要なわけでもないから、自分でも出来そうな気になってくるんだと思う。
更に言えば、世の中にはさまざまな資格もあって、資格を取っちゃえば、仕事ができるような気がしてくるのかもしれない。
特に、コーチとか〇〇カウンセラーとか、〇〇セラピストとか名乗っている人は、星の数ほどいて、資格ビジネス的になっている部分も否めないんじゃないかと思う。
もちろん、世の中に求められて、クライアントが喜んでくれて、自分もそれにやりがいを持って仕事ができているのであれば、周りがとやかくいうことでもないのだが、これからそういう仕事をしていきたいと考えている人は、ちょっと立ち止まって考えて欲しいというところもある。
世の中の仕事は、多かれ少なかれ、お客様の人生に対して何らかの影響を及ぼしていく。
コンサルタントなんかは、ダイレクトに影響を及ぼすし、なんとかカウンセラーとか、なんとかセラピストなんて名乗っている人たちもそうだろうと思う。これは、医者が患者の人生に影響を及ぼすのと同じことだ。
そういった仕事であるということを深く考えもせず、何となく楽しそうとか、自分にもできそう、自分の経験や知識を活かせそうというだけで、お客様になりそうな相手のことを考えずに、それを仕事にしようとしているのであれば、それは、もう少しだけ深く相手のことを考えて欲しいのだ。
周りで、自分が目標としているコンサルタントや、なんとかカウンセラーみたいな人がいたら、その人たちが、かっこいい!とか素敵に見える!とか、キラキラしてる(←なんでこういう言い方する人が多いんでしょうね?(笑))とか思ったとしても、その人たちの表面だけを見るのではなく、その人たちのクライアントがどうなっているのか?見えないところでは、どんな努力があり、苦労をしているのかまで、きちんと考えてみて欲しいと思う。
コンサルタントなんて、結構、泥臭いですよ(笑)