最近、家族が、ある趣味系のインストラクター資格をとろうと教室に通っています。

そこで一緒に習っていた人は、すごく手先が器用で、ドンドン課題をこなして行き、作品も上手く作っていくらしいのですが…。

もちろん、インストラクターとして、難しい技術を使いこなせたり、いろいろな知識を知っているということは、すごく重要なことです。
一方で、趣味として習いに来る人は、作品を作るという作業自体を楽しんでいる人もいるでしょうし、自分の思い描いている作品が欲しいために技術を身につけたいという人もいるのではないかと思います。

前者の場合は、自分のスキルを磨いて、難しいことができるようになることに喜びを感じるでしょうし、後者の場合は、極端なことを言えば、誰かに依頼して作品を作ってもらうという手もあるわけですよね。
そこまで行かなくても、難しい技術が、簡単にできるような道具があれば、そういうものを使っても良いわけです(趣味として面白いかどうかはまた別の話として)。

我々のようなコンサルタントも同じようなことを考える必要があるのではないかと思います。

会社の中で、ものすごく能力の高い従業員ばかりがいれば、それに越したことは無いかもしれませんが、なかなかそういうラッキーな状況は考えられません。
それであれば、そこそこの能力の従業員でも仕事を回せるような仕組みを作り上げていく必要がありますし、各個人の能力には、できるだけ依存しなくて済むような手段を導入していくことが必要になってきます。

職人技といわれるような個人の技能を補うために、人間は便利な道具を作り上げてきました。
コンピュータを始めとする情報機器、電子機器も、その一つです。

経験を積んだ従業員のノウハウや、熟練した職員の技が、経験の浅い人たちでも使えるようになれば、それだけ仕事はしやすくなりますよね。

第2次大戦の時、日本軍が肉眼目視に頼ってるとき、連合国軍はレーダー使ってるんですから、そりゃ負けますって…(笑)。

コンピュータは、今や誰でも使える、というよりは使わないと社会が成り立たない程、世の中に浸透しています。
しかも、クラウドシステムやモバイル端末などを見てもわかるように導入のためのハードルもすごく下がっています。

従業員にどのような能力を求めるかによって、マクドナルドとグーグルは両極端の企業だと思いますが、皆さんの会社は、どういう能力をメンバーに求めますか?

悩む女性

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