このホームページの中のIT経営資料集でも紹介していますが、TRIZという問題解決手法があります。
TRIZは膨大な数の特許を分析していくことによって作られた問題解決手法ですが、これをうまくビジネス上の問題解決に適用できないかということを考えています。今まで考え、まとめたことについて、ちょっとずつ、このブログで紹介していこうと思っています。
まずは、TRIZの発明原理についての紹介をします。
TRIZでは40の発明原理が用意されています。
これは、問題解決のためのヒント集のようなもので、例えば「逆転させてみる」、「代わりのものを使ってみる」などといった原理がいろいろと紹介されています。
多くの問題に対応するために、表現は抽象的なものになっていますが、問題解決に行き詰ったときなどは、この原理について考えてみるだけでも、発想のヒントになったりします。
以下に40の発明原理について記述しておきます。
- 分割原理
- 分離原理
- 局所性質原理
- 非対称原理
- 組み合わせ原理
- 汎用性原理
- 入れ子原理
- つりあい原理
- 先取り反作用原理
- 先取り作用原理
- 事前保護原理
- 等ポテンシャル原理
- 逆発想原理
- 曲面原理
- ダイナミック性原理
- アバウト原理
- 他次元移行原理
- 機械的振動原理
- 周期的作用原理
- 連続性原理
- 高速実行原理
- ‘災い転じて福となす’の原理
- フィードバック原理
- 仲介原理
- セルフサービス原理
- 代替原理
- ‘高価な長寿命より安価な短寿命’の原理
- 機械的システム代替原理
- 流体利用原理
- 薄膜利用原理
- 多孔質利用原理
- 変色利用原理
- 均質性原理
- 排除/再生原理
- パラメータ原理
- 相変化原理
- 熱膨張原理
- 高濃度酸素利用原理
- 不活性雰囲気利用原理
- 複合材料原理
それぞれの発明原理についても、そのうち説明をしたいと思います。