最近、ITコーディネータとして日々変化するIT環境に対応し、コンサルティングスキルを磨き続けることの重要性を感じています。
ITの世界に限ったことではありませんが、現在、世の中の環境が大きく変化し、特にIT関連では技術やニーズの変化が激しいというのは、皆さんも感じていると思います。そのような環境において、自己研鑽を怠ると、自分自身のスキルが下がっていなかったとしても、相対的にスキルが低下してしまうことになる可能性があります。
ITコーディネータ協会が資格者に対して行った最近のアンケート結果(https://www.itc.or.jp/about/press/dlfiles/2024houkoku.pdf)からも、スキルが低下したと感じているITコーディネータがいることが気になります。
(もちろんこのアンケート自体、客観的なスキルを測定したものではなく、自身の感覚的なものなので、逆にスキルアップしたという資格者の方が自覚が無いという可能性もありますが…)
このアンケート結果を見て、日々の研鑽の重要性を改めて痛感しました。
資格更新と実践力ポイントの意義
ITコーディネータは資格維持のために「実践力ポイント」を取得する必要があります。
以前は「実務ポイント」と「知識ポイント」という区分があって、それぞれ必要ポイント数分取得することによって更新していたのですが、それらの区分がなくなり、資格更新がしやすくなる一方で、どこまでスキルが維持されているかの判断が難しくなっている側面もあるように感じています。
資格更新は形式的なものではなく、ITコーディネータの実力と役割を反映し、それを保証するものでなければなりません。
ITコーディネータとしての目標
今年度からまたITコーディネータ協会の理事を務めさせていただいているのですが、理事として、資格の普及と質の向上に努めるとともに、自身のスキルを今後も向上させていく必要があると考えています。
これからも、常に学び続け、支援先の経営戦略を支える「戦略的パートナー」としての価値を提供し続けるために努力していきたいです。
環境の急速な変化に対応するため、ITコーディネータとしてのスキルアップは、資格更新を超えた使命だと感じています。
今後も、ITの力を活用して社会や企業の成長を支援し、ITコーディネータの役割がより多くの人たちに認知されるよう努めていきたいと思います。