こんにちは、NBIコンサルティングの本田です。
前回のブログでは、生成AI「ChatGPT」で自社キャラクター『ナビィくん』の4コマ漫画を制作した事例をご紹介しました。
今回は、Googleが提供している新しいAIツール「NotebookLM」についてご紹介します。テキスト・PDF・Webページ・YouTube動画など、多様なデータソースをもとに情報整理や解説を行ってくれる、とても便利なAIツールです。
NotebookLMとは?ChatGPTやGeminiとはどう違うの?
NotebookLMは、ChatGPTやGeminiのように「汎用的な情報検索」を行う生成AIとは異なり、特定のデータソースをベースに内容を整理・要約・対話できるAIです。
特徴としては以下のような点が挙げられます:
- 自分の手持ちのPDFやテキストデータ、Web記事、動画をアップロードできる
- その情報をベースに「壁打ち相手」として対話が可能
- マインドマップ形式で構造的に整理もできる
- さらには、音声データの要約・文字起こしにも対応
- 注目の機能「音声概要」で、データをPodcastのように聴ける
特に面白いのが、最近日本語対応した「音声概要」という機能です。
これは、指定したデータソースの内容をもとに、2人の会話形式で音声を自動生成してくれるというもの。
簡単に言えば、自分の持っている資料が、まるでPodcastのような音声番組に生まれ変わるのです。
しかも、説明が会話形式になっていることで、文章を読むよりもスッと頭に入る感じがあります。
私自身もオーディオブックをよく活用するので、移動中や作業中に「ながら聞き」できるのはとても便利です。
「ITコーディネータケース研修」の説明資料でも試してみました
私は、一般社団法人みちのくIT経営支援センターの代表として、既に10年以上、ITコーディネータ資格取得のためのケース研修インストラクターも務めています。
2025年度からは、プロセスガイドライン(PGL)のバージョンが4.0に改定されたことに伴い、ケース研修研修も新ケース研修へと移行しました。
その違いをわかりやすく伝える方法はないか?と考え、試しにこのNotebookLMの「音声概要」機能を使ってみたのです。
実際の音声はこちらから聴けます
今後のIT活用の鍵は「正確性」より「処理量とスピード」?
もちろん、「内容の正確性は?」という不安もあるかと思います。
たしかに、AIによる要約には間違いもありますが、それは人間でも同じこと。
それよりも今は、膨大なデータを高速に処理し、可視化・要約してくれる点にこそ大きな価値があると感じています。
「まずはざっくり把握したい」「資料を読む時間がない」というときに、NotebookLMのようなツールはまさに最適です。
【2025年度】ITコーディネータケース研修(夜間コース)も受付中!
みちのくIT経営支援センターでは、夜間開催の新ケース研修(全12回)を実施します。
実施スケジュール(全日19:00~22:45)
- ステージ1:7/15(火)・7/16(水)
- ステージ2:8/5(火)・8/6(水)・8/12(火)・8/13(水)
- ステージ3:8/26(火)・8/27(水)・9/2(火)・9/3(水)
- ステージ4:9/16(火)・9/17(水)
※宮城県【仙台市/オンライン開催(夜間全12回)】平日1-1 コース
平日日中に時間が取りづらい方にもぴったりのカリキュラムです。
研修の詳細やお申し込みは、以下の公式サイトからどうぞ:
https://itc-shikaku.itc.or.jp/case/
まとめ
GoogleのNotebookLMは、まだまだ発展途上のツールですが、使い方によっては業務効率化の強力な武器になります。
特に情報の要約・構造化・音声化という観点では、研修資料や報告書の理解を助けるツールとしての可能性は大きいと感じました。
ぜひみなさんも試してみてください。そして、ITコーディネータを目指す方は、ケース研修でお会いしましょう!