Activity Based Costing / ABC
ビジネスプロセスを活動(Activity)の単位に細かく分類し、活動ごとのコストを明確にする手法。
- 活動別のコストの額が計算できる
- 業務プロセスが明らかになる
- 作業に要する時間と作業量が明らかになる
というメリットがある。
また、ABCを基にしたマネジメントをABM(Activity Based Management / 活動基準管理)という。
ABMは、ABCをベースに、活動の分析を通して得られたコストを削減し、人員や資源を競争力の源泉たる事業に集中するための改善案を抽出する管理手法である。
上の図のように、ある業務を考えた場合、それを関連する活動に分けて、それぞれの活動ごとに、どれだけのコストがかかっているか詳細に分析して、間接費を製品に直接課す。
ABC/ABM分析業務の主な流れ
- 分析対象の経営資源を把握する
(人件費、物件費、維持管理費、減価償却費・・・) - 業務プロセスを把握する
- 活動を定義づけする
- 活動量のデータを収集する
- これらをもとに原価計算を行う
- 計算結果を吟味して問題点等を洗い出し、今後の経営に役立てる
ABCも、そのメリットの大きなところは、業務と活動に必要なコストの可視化である。
UML、BPMNなどのツールを使い、業務の可視化を行うことにより、業務上の問題点や無駄な部分を発見して、それを改善に活かすことが重要である。